ガンプラ成長日記byみー子

ガンプラが好きです。今までにつくったガンプラは100体超えてるくらいかもです。2019年からエアブラシを始めました。沖縄のことも書いていきます。

【図面あり】総額1万3175円?電動工具なしでプラモデル用塗装ブース(ネロブース・36ブース型)をつくってみた

今回はみー子ではなく、みー子の旦那が書きました。以下、拙文ながら、お読みいただければ幸いです。

 

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(完成した自作塗装ブースの姿です)

 

前置き

最近、YouTubeにハマりました。その流れで、CRAFTAさんのクラフタチャンネルをだらだらみていると、互換ブース(塗装ブース)の話がありました。

 

我が家は、妻(みー子)がガンプラ製作が趣味でよく塗装するのですが、ラッカー系塗料で塗装した日は、一日中臭いで部屋が使えなくなります。また、塗料には少なからず有毒成分があるでしょうし(調べてません…)、せっかくなら塗装ブースを購入しようと調べはじめました。

 

この記事の価格はすべて税込(10%)価格です。

 

調べてみると、

が人気のようです。しかし、なかなかのお値段です。

 

また、ネロブースや互換ブースは品薄状態が続いており、簡単には手に入らない状況でした。とはいえ、送料を含めると3万円超えになる36ブースに手を出せるほどの余裕もありません。

 

ないならつくればいいじゃない。

 

ん?誰?…今回はどぅゆっと(Do it yourself)の精神で、ネロブースや36ブース型の塗装ブースを自作してみました。

 

必要なもの

以下、金額の記載がないものは元々所持していたものです。また、すべて購入時の税込価格になります。換気扇はAmazon、換気扇用コードはヨドバシドットコムですが、他はホームセンターで買いました。

  • MDFボード(1820×910×9mm):2299円
  • 換気扇(パナソニック FY-24BM6K):5960円
  • 換気扇用コード(三菱電機 P-01DC):474円
  • 延長コード(2m):438円
  • アルミフレシキブルダクト(100Φ×4m):1098円
  • 木工用ボンド:262円
  • 木工用のこぎり:1054円
  • ねじ(鍋タッピング 4×16):135円
  • ねじ(皿タッピング 4×10):135円
  • くぎ(平頭19mm):658円
  • アルミテープ:306円
  • 金具×2(隅金三方面31):356円
  • プラスドライバー
  • かなづち
  • ピン(ポンチ用)
  • 定規(30cm)

 

以上、合計してみると13,175円でした。先ほどあげた市販ブースより(おそらく)性能は劣るとはいえ、1/2~1/4程度のコストは魅力的ではないでしょうか。

 

ちなみに、換気扇用コードは三菱電機 P-250DCというコードが長いものにしておけば、延長コードは必要なかったと後悔しています。

 

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換気扇は、より高出力のパナソニック FY-27BK7と迷ったのですが、はじめての自作ですし、缶スプレーではなくエアブラシがメインのため、今回のものを選びました。Amazonで届いたときにあまりの大きさ(30cm×30cm×20cmほどあります…)にかなり驚きました。


また、クレオスの塗装ブース用のハニカムフィルターも購入していたのですが、サイズを間違えてしまいました。現在、通販で買えないので見送っていますが、必要な方はクレオス GT03Hを購入してください(間違えて買ったハニカムフィルターは最初の写真にでてますね…。小さい!)。

 

MDFボードのカット(ホームセンター)

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塗装ブースの形状は、36ブースの生みの親であるTake_Channelさんの以下のツイートを参考(丸パクリですね…)に決定しました。

 

 

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ホームセンターで1820×910×9mmのMDFボードを上の図面の通りにカットしていただきました。実はこの図面は製作後にブログ用に作成したのですが…(私は不注意で仕切り板の寸法を間違えて、つくり直してます笑)。

 

木材の加工は10カットまで無料(ロイヤルホームセンター)だったため、追加の支払いはありませんでした。

 

ちなみに、今回は1820×910の木材を使ったので、塗装ブースの横板や奥板の高さは455mm(正確には454mm)になりました。ホームセンターの加工の限界で、910mmを半分にできても、450mmと450mmに加工することができなかったためです。とはいえ、きっちり寸法通りカットしていただけたので、大感謝です。

 

実作業前の準備

MDFボード9mmはのこぎりで切れるのか

木材の加工や組み立ては技術の時間か何かでやって以来なので、もろもろわからないことばかりでした。そのため、必要な工具をホームセンターでしつこく尋ねました。

 

店員さん曰く、木材用ののこぎりなら電動でなくても切れるとのことでしたが、情報発信されている方は、電動工具やより本格的な機材でDIYされていることが多く、不安でした。

 

また、一定面積以上の穴あけの場合、ドリルで四隅をあけてから、のこぎりで切るイメージがあったため、ホントにのこぎりだけで切れるのか半信半疑でした。

 

とはいえ、案ずるより産むがやすしです。やってみましょう。

 

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まずは余った木材で穴あけ加工です。あけたい箇所を鉛筆で線を引きました。

 

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次に定規をあてながら、のこぎりの先端のほうで少しずつ削っていきました。このとき穴の中心から削ることが重要です。

 

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しばらく削っていると穴が貫通するので、のこぎりを差しこみ、のこぎりの刃渡り全体を使って、切っていきました。

 

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この手順を4回繰り返すだけで、無事、穴があけられました!(歓喜)

 

写真をよくみるとそこそこズレていたりしますが、この練習でコツをつかみ、本番では

ほぼズレなく加工できました(それくらい簡単です)。

 

MDFボードにねじやくぎは使えるのか

まずはねじ(板面への貫入)についてです。

 

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ねじやくぎは上の写真のように、打ちたい位置にピンを打ち込み、ポンチ打ち(位置を決めるための目印づけ)しました。

 

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あとはひたすらプラスドライバーを回すだけで、無事貫通しました。

 

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貫通すると上の写真のように面が多少荒れるので、カッターでキレイにしました。このへんは好みですね。

 

次はくぎ(小口面への貫入)です。

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上の写真のようにMDFボードの小口面に左右2本、くぎを打ちこみました。組み立てるMDFボードの9mmの厚みを除いた分だけ刺さるため、右側が実際に近い刺さり具合です。

 

左側のように深く刺さると完全に板が割れてしまっていますね。また、右側もうっすら裂けていることがわかります。しかし、今回は仮組み立てのためにくぎを使い、接着はボンドで行うため、くぎを使うことにしました。

 

また、完成後も大きな力が作用するわけではないので、問題ないと判断しました。

 

上板の穴あけ

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換気扇を取りつけるために上板には上の図面のような穴をあけました。

 

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こんな感じです。

 

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また、あらかじめプラスドライバーをひたすら回して、簡単にねじが取りつけられる状態にしておきました。

 

ちなみに換気扇を上板にそのまま乗せるかたちで取りつけるか、上板の下面から差しこむかたちで固定するかで必要な穴の大きさが変わります。私はそのまま乗せるかたちで換気扇を設置したので、230×230の穴をあけていますが、下面から差しこむ場合は240×240の穴と下面からのねじを受けて固定するための木材等が必要になります。

 

換気扇の設置の仕方としては下面から差しこむのが自然で、喚起性能にも多少影響するかもしれませんが、設置が楽で構造上安定している今回の方法を選びました。また、メンテナンスの際も上板のねじを外すだけで、換気扇が取り外せるので楽ちんです。

 

塗装ブースの組み立て

では、実際に組み立てていきましょう。

 

まず下板と横板を固定します。本来はボンドを塗った状態で、コーナークランプで固定して、ひとつひとつ乾燥させたほうがよいのですが、めんどうだったので一気に組み立てました。

 

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下板にくぎを打ち、横板とすぐにくっつけられるよう準備して、

 

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横板にはボンドを塗りました。

 

えいやっ。

 

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仮組み立て完了です。ここはボンドを塗る→くぎを打つの繰返しで、かなり強引に仕上げました。せっかちな性分のためです。

 

これでもほぼ隙間なく組み立てられたのですが、念のため他の部品との境界線にボンドを塗って、隙間がない状態にしました。

 

仕切り板の設置

ネロブースや36ブースといえば特徴的な仕切り板です。

 

36ブースでは小さな角材に丁番をつけて、仕切り板を動かせるように設置していましたが、私は下側に金具、上側にねじを使いました。

 

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実際に仕切り板を動かしながら、おおよその位置を決めて、金具を取りつけました。仕切り板の幅が490でまた、奥板の横幅も同じく490だったため、金具に乗ったかたちになってしましたがご愛嬌です。

 

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上側のねじも仕切り板を上下させながら適当に位置決めして取りつけました。メンテナンス性を考慮して(本音はめんどうだっただけです…)、仕切り板は金具に乗せただけで、固定しませんでした。

 

換気扇の設置とアルミダクトの取りつけ

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ようやく最後です。換気扇に換気扇用コードを差しこみ(ただ差しこむだけですが、資格が必要なため、有資格者に頼みましょう)、上板にねじで固定します。ちなみに換気扇の形状が正方形のため、アルミダクトの方向は好きに変えられます。

 

こちらの上板の下面に100円均一で焼き網と換気扇用のフィルターをとりつけて、簡易フィルターにすることもできますが、今回はやっていません。

 

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アルミダクトで換気扇の排気口を包み、

 

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アルミテープを巻きます。手ごろなテープ類がなかったためアルミテープにしましたが、他のものでも問題ないと思います。また、アルミダクトの排気口は窓をあけて出しています(網戸に直接だと色が変わってしまいました…)。

 

以上で完成です。

 

ユーザーの声と今後の課題

完成した塗装ブースを稼働してみたところ、掃除機のような吸引力を想像していた私は、きちんと吸えていないのでは?と焦りました。

 

しかし、換気扇そのものも排気はすごいですが吸気はそうでもないことに気づき、とりあえず、試してもらうことにしました。

 

ユーザー(みー子)に使用した感想を聞きましょう。

 

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ユーザーの評価は80点。

 

評価してもらえたのは、

  • 臭いがほぼ完ぺきになくなった
  • 動作音がエアブラシより静か

 

実際に塗装後も部屋に臭いはなく、きちんと機能していることが確認できました。

 

一方、

  • ものを置ける場所がほしい(塗装ブースが大きすぎる)
  • 明かりを取りつけてほしい

という要望をもらいました(今後、改善します)。

 

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多少、駆け足になりましたが、素人が実際に塗装ブースをつくってみた話をまとめてみました。少しでもあなたのお役に立てれば幸いです(写真の塗装されたボールはみー子の最新作です…)。