こんにちは!こんばんは!おはようございます!
みー子(@m111ko_)です。
週末恒例のガンプラドラマは、今回も番外編をお送りいたします!
今日の主役は、あの仲良しコンビです(*'▽')
前回も「課長の休日」ということで、番外編を載せています!
パステルガンダム課長が気になったかたは、ぜひこちらもご覧ください(*ノωノ)
第8話「白菜νガンダムの読書論」
ここは、白菜やレモンたちが働いている職場の一角。
今はお昼休憩の時間らしい。
レモン:
「先輩!今日の仕事が終わったら、帰りに1杯やりませんか?」
白菜:
「最近はちょっと、家でやりたいことがあってね、、、」
レモン:
「えー!なんすか!!?」
白菜:
「読書だ。」
レモン:
「読書っすか、、、俺っちは活字を読み続けられないっすね」
白菜νガンダムが熱く語りだす
白菜:
「お前も本を読んでみるといい。
俺が最近読んでいた『海辺のカフカ』はおもしろかったぞ」
レモン:
「誰が書いたんですか?なんか面白そうなタイトルっすね!」
白菜:
「村上春樹という人物が書いた小説だ。
俺はこの作家が好きでね、よく読み返している。」
レモン:
「ふーん。」
白菜:
「あまり興味が持てなかったか、、、よし!今から魅力を伝えてやるぞ!」
レモン:
「先輩、珍しく興奮してますね!汗
(先輩の話は、時々熱くなりすぎて長くなることがあるから気を付けよう)」
白菜:
「この物語は15歳の少年が、家を飛び出すところから始まっている。
この少年は、ひとりでも生きていけるほどの強い力を求めて家出をするんだ。
この少年は父親と住んでいたが、滅多に顔を合わせることなく生活をしていた。
母親と姉がいたが、小さい頃に家を出ていってしまったのだ。
この家族構成、実はすごく重要な部分になってくるんだよ。」
レモン:
「じゃあ、この小説はその少年が主人公なんすね!」
白菜:
「ところが、そうでもないんだな。
この物語に出てくる人物って、どれも個性が強くてみんなが繋がっていて、、誰もが主役になっても全然違和感がないんだよ。」
レモン:
「俺、本とか読むときに登場人物が多いと読む気なくすんすけど、、、」
白菜:
「そんなに一変に出てくるわけじゃないから、身構えなくてもいいぞ!
ぽつんぽつんと人物が出てきて、どんどんつながっていくのがおもしろいところだ」
白菜νガンダムのお気に入りは、ナカタさん
レモン:
「先輩は、特にお気に入りの人物はいるんすか?」
白菜:
「ナカタさんという、60歳くらいの男性のお年寄りがでてくるんだが俺はナカタさんが好きだな。
小さい頃にちょっとしたトラブルがあって、それ以来文字の読み書きができなくなってしまうんだが、それと引き換えに普通の人間じゃできない能力を授けられた。
ネコと会話ができたり、、、な」
レモン:
「そのおっさん、訳がわからないけどすげえっすね!」
白菜:
「ナカタさんは、とても優しくて穏やかなおじいさんなんだ。
困っていることがあって、他人に助けを借りないといけないときは読み書きができないことを恥ずかしいと思わず、ちゃんと自分のことを説明する。
相手はナカタさんが本当に困っていることを察して、助けてあげたいと思う。
いいよな、ナカタさん、、、」
レモン:
「(なんかひとりでしみじみしちゃったよ、、、汗)
なんか興味でてきたっす!」
白菜:
「お!家にあるから、今日借りていってもいいぞ」
レモン:
「(これは読まないといけない雰囲気になってきたぞ、、、)
あざっす!俺っちにも読書ブームがやってきそうっすね!!!」
課長:
「お前ら、まだここにいたのか!!?!
昼休み終わってから、もう1時間もたっているというのに、、、」
白菜:
「すいません課長!!!
読書の話で熱くなってしまいました、、、」
課長:
「俺も読書は好きだぞ!
なんだ、本の話をしていたならそう言ってくれよ~
1時間サボっていたことは部長に内緒にしておくな!」
白菜・レモン:
「課長!ありがとうございます!!!」
そうして白菜とレモンのお昼休みは終わったのであった。
果たしてこの2人、ちゃんと仕事はしているのであろうか?
第9話更新しました!!!
続けてご覧いただけると嬉しいです(;''∀'')!!!
今回登場した、村上春樹さんの「海辺のカフカ」は私のお気に入りでもあります!
白菜とは気が合いますね~(*ノωノ)
文庫で上下の2巻ものになっているので、読みごたえも抜群です!
最後まで見てくださり、ありがとうございました!!!